京都の桜です 蹴上インクライン〜南禅寺〜哲学の道
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東山の桜です。まずは蹴上インクライン

インクラインは、琵琶湖疏水に船を運航させるために敷かれた傾斜鉄道の跡地です。今は無き鉄道の雰囲気だけが残り、なんともレトロな感じがたまらない人気の観光地です。撮影スポットとしても有名。

琵琶湖疎水は琵琶湖から京都市内までの水道や水運、発電などを目的として明治維新後に実施されたビッグプロジェクト。東京遷都で衰退した京都に活力を取り戻したまさに命の水!

インクラインは地下鉄(東西線)「蹴上駅」から徒歩5分です。ここから徒歩約10分で南禅寺に着きます。

南禅寺は、臨済宗南禅寺派の本山。1291亀山法皇の離宮を賜り大明国師が開山。室町時代には禅寺の格付けが行われ,天竜寺,相国寺,建仁寺,東福寺,万寿寺の京都五山の上、別格とされる。応仁の乱で荒廃するが中興の祖とされる以心崇伝(いしんすうでん)は南禅寺の住持をつとめるとともに徳川家康に接近、江戸幕府の政治顧問として活躍。幕府から手厚い保護を受けます。武家との繋がりから「武家めん(づら)」と渾名されました(他のお寺では、大徳寺の「茶面」、妙心寺の算盤(ソロバン)面、建仁時の「学問面」、東福寺の伽藍面など、みなお寺の特徴を良く捉えています)。

上は南禅寺三門。高さ22m、圧倒される迫力です。この楼上に上がり「絶景かな、絶景かな」と見得を切ったのは石川五右衛門、歌舞伎「楼門五三桐」の名場面です。

↑南禅寺講堂。青空と桜色が絶妙なコントラスト。

 

南禅寺から徒歩五分で「哲学の道」に着きます。ここから銀閣寺まで約2km「関雪桜(かんせつざくら)」と呼ばれる450本の桜並木が続きます。

「哲学の小径」と呼ばれるのは、大正時代、京都学派の哲学者、西田幾多郎がこの川沿いの小道をよく散策したことに由来するそうです。

美しい桜色と川の色が見事なコントラスト。

桜と可愛いカモ。水面に花びらが浮かびます。

そろそろ銀閣寺の近くまで来ました。ゆっくりと約30分の散策でした。

 

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